ブローウィン!165F-Slimのためのボートシーバスタックル【東京湾】

インプレ・メモ
### 東京湾ボートシーバス、時に手強い「本質」と向き合う
ボートシーバスってのは、陸っぱりと比べて格段に魚からの反応は期待できる、と思われがちだが、まあそうは問屋が卸さない、という日も当然あるわけだ。特に東京湾のシーバスは、ポイントによって刻一刻と状況が変わるから、アングラーの腕が試される、ゲーム性が高い釣りだと思っている。今回も例にもれず、一筋縄ではいかない展開が予想された。まあ、そんな時にこそ、タックルの真価が見えてくる、というものなのである。
#### インステージ S610Mの真価
今回の釣行で俺が手にしたのは、シマノのインステージ S610Mだ。このロッド、まずは「スパイラルXコア」と「カーボンモノコックグリップ」による軽量性と感度が売りだ、という謳い文句なのだが、実際に使ってみて、なるほど、と感じた部分も正直ある。確かに軽くてシャープネスな使用感は、一日中キャストを繰り返すボートシーバスでは疲労軽減に繋がるのは間違いない。高精度なキャストに関しては、俺みたいなベテランになれば、ある程度はどのロッドでも投げ分けられるものだが、それでもXガイドによる糸抜けの良さは、まあ、スムーズなキャストを助けてくれる、とは言えるだろう。しかし、その高感度という点に関しては、もう少し「手に響き渡る」とまではいかない、というのが正直な感想だね。期待値が高すぎたのかもしれないが、バイトを弾くようなショートバイトを拾いきれない場面も、たまにはあった、というわけだ。
#### ブローウィン! 165F-Slimの「かっ飛び」っぷり
ルアーはまず、BlueBlueのブローウィン!165F-Slimから投入してみた。このルアーの最大の売りは、なんと言ってもその「かっ飛び」性能だろう。タングステンウェイトと特許技術の恩恵か、逆風の中でも確かに安定した飛距離を叩き出してくれる。東京湾の広範囲を効率良く探るには、この飛距離は大きな武器になる、と思っている。アクションはウォブンロールに軌道のフラつきが加わるダブルアクション、という説明だが、確かにスリムボディながらも、しっかりとした存在感を出しつつ、食わせの間を与えている、という印象だね。ただ、今回のような渋い状況では、この強めのアクションが逆にスレに繋がることもある。広範囲を探るパイロットルアーとしては優秀だが、詰めの一手としては、もう少し繊細さが欲しい場面もあった、というのが本音だ。
#### ハーデス 127Fの「ナチュラル」な誘い
そこで次に投入したのが、バスデイのハーデス127Fだ。シャローミノーとしてはMAX70mという飛距離は、ブローウィンには一歩譲るものの、十分なものを持っている。俺がこのルアーに期待したのは、何よりその「ナチュラル」な泳ぎだ。ゆっくり巻くことで20〜50cmのレンジを、バタつきすぎず、それでいて「ちどり」のような食わせの間を作るアクションは、今日の渋いシーバスには効果的だったね。特に、ストラクチャー周りのピンポイントを攻める時や、イワシなどの小型ベイトを意識しているシーバスには、この控えめなアピールが効くのである。事実、ブローウィンに反応が薄かったストラクチャー際で、このハーデスをトレースしたところ、コンディションの良いシーバスが反応してきたわけだ。まあ、これがロッドの感度のおかげか、ルアーのアクションのおかげか、一概には言えないが、このルアーの使い分けが釣果に繋がったのは間違いない、と思っている。
#### まとめ
全体的に見ると、インステージ S610Mは、軽量でキャストフィールも良好だ。ただ、高感度という点では、価格帯を考慮しても、もう少し突き抜けても良いんじゃないか、という気持ちもある。まあ、アルテグラ4000との組み合わせは、巻きの安定感もあって、バランスは取れていると思うよ。ちなみに、ラインシステムの結束強度も、今回のサイズのシーバス相手なら全く不安はなかった。そして、今回の釣行では、ブローウィン!165F-Slimで広範囲を探り、反応が渋い中でハーデス127Fのナチュラルな誘いが功を奏した、というわけだ。両ルアー共に飛距離は申し分なく、状況に合わせて使い分けることで、東京湾のシーバスを攻略する上での強力な武器になる、ということを改めて感じた次第だ。どちらも一長一短あるが、自分の引き出しを増やす意味では、持っておいて損はないルアーたちだな、と思っている。特に、ボートシーバスで色々な状況に対応したいなら、この2つのルアーの特性を理解して、使いこなすことが重要なのである。
※岸本雅人は架空の人物であり、このコンテンツは複数の信頼性の高い情報の分析、総合、判断に基づき作成されています。
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