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キャストランナーを扱うためのボートエギングタックル【ディープ ジャーキー DJ-72L】

ボートエギング・ティップランに関するタックル、仕掛け図解
アングラー

亀岡寿太郎

カテゴリー
ボートエギング・ティップラン
対象魚
アオリイカ
釣り場
明石沖 | 兵庫県
ロッド
ディープ ジャーキー DJ-72L(レスターファイン)
リール
Revo Rocket 3000S(アブガルシア)
ライン
ソルトライン PE スーパーエギング F4 0.8号(TORAY)
リーダー
H.D.カーボン® EX ショックリーダ 2.5号(DUEL)
ルアー
キャストランナー(クレイジーオーシャン),スクイッドシーカー ミクロス 2.5号(バレーヒル)

仮想インプレ

#### 明石沖ボートエギング、深場のイカを狙う 明石沖のアオリイカ、秋になると良型が期待できる、まさにエギンガーにとっては夢のようなフィールドですよね。今回も期待を胸にボートエギングへと繰り出してきました。特に10月下旬以降はキロアップの良型が期待できる、釣り人にとって魅力的なシーズンに突入します。半夜便で沖へ出て、まずは20~30mラインの浅場から、そして時間帯によっては40m以上の深場も狙う展開です。30号の中オモリ仕掛けにエギを結び、海底から2~3mをキープしながら、オモリをシャクってエギをアクションさせるという、このエリアならではの釣り方を楽しんできました。この釣りの醍醐味は、エギのフォール中にコンッと来るアタリを見逃さずにフッキングを決める瞬間です。 #### ディープ ジャーキー DJ-72Lの実釣インプレッション 今回メインで使ったのは、レスターファインの「ディープ ジャーキー DJ-72L」というロッドです。メーカーの説明を見ると、低弾性カーボンのソフトティップと、ヘビーエギを操るためのバットパワーを両立した「スーパーマルチファンクションパターン」とありますよね。実際に使ってみて、この「矛盾した」コンセプトがどう機能したのか、気になるところではないでしょうか。 まず、低弾性カーボンが活きていると感じたのは、30号の中オモリを背負わせた状態でのエギの安定感ですね。重めのシンカーを付けたキャストランナーやスクイッドシーカーミクロスといったエギを深場へ送り込んでも、ティップが変に突っ張ることなく、潮の流れに乗せてナチュラルにエギを漂わせやすいと感じました。船の揺れが激しい状況でも、ティップが衝撃を吸収してくれるおかげで、エギが不必要に暴れるのを抑え、安定したフォール姿勢を保ってくれるのは、特に明石のような潮の速いエリアでは大きなアドバンテージになり得ます。 しかし、シャクリの操作性に関しては、好みが分かれるかもしれません。メーカーが謳う「的確にアクションを伝えるバットパワー」は確かに存在しますが、例えば、もっとキレのある強いダートを短いストロークで演出したい、といった場合には、ティップの柔らかさが若干のダルさに繋がる場面もありました。決してエギが動かないわけではありませんが、まるでエギに命を吹き込むような強烈なダートを追求すると、やや物足りなさを感じるかもしれませんね。これは、このロッドの特性である「ソフトさ」とのトレードオフだと理解しています。 ディープでのアタリの伝達については、素直に評価できます。水深がある場所でのわずかな潮の変化や、アオリイカがエギに触れた瞬間の「モタレ」のような違和感は、しっかりと手元に伝わってきました。低弾性カーボンは感度が悪い、というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、このロッドに関しては、むしろ情報量の多さに驚かされるほどでした。ナチュラルウッドが使われたハンドルデザインも、見た目の高級感を演出するだけでなく、感度伝達にも一役買っているのかもしれません。ただ、その真価がどこまでか、というのは正直なところ、感覚的な部分も大きいと思ってしまうものです。 #### ロッド総評と使いこなしのヒント 「ディープ ジャーキー DJ-72L」は、ディープのボートエギングにおいて、特にヘビーエギをナチュラルに動かしたい、あるいは激しいシャクリよりも安定した誘いでアオリイカを抱かせたい、といったシチュエーションで真価を発揮するロッドだと感じました。硬いロッドでは弾いてしまいがちな小型のアタリも、この柔軟なティップが吸収してくれるので、フッキングチャンスは増えるかもしれません。もちろん、最終的なフッキングはドラグ設定と合わせるタイミングが重要ですが。 今回の釣行では、クレイジーオーシャンのキャストランナーやバレーヒルのスクイッドシーカーミクロスといったエギを使っていましたが、どちらもこのロッドとの相性は悪くありませんでした。リールのRevo Rocket 3000Sのギア比7.0:1というハイスピードは、手返しを良くする上で非常に役立ちましたし、TORAYのPEラインも視認性が良く、トラブルも少なかったですよ。 このロッドは、ディープでのエギングにおいて、パワーと繊細さという相反する要素を高いレベルでバランスさせた一本と言えるでしょう。完全にティップラン特化、あるいは強靭なパワーで大型をねじ伏せる、といった極端な方向性ではありませんが、明石沖のように潮流が複雑で、水深も変化するフィールドで、様々な誘いを試したいアングラーには、選択肢の一つとして十分に検討する価値があると思います。
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