仮想インプレ
博多湾での釣りに使用したタックルについて,少々厳しめの視点からインプレッションをまとめてみたいと思います。
まず,ロッドは「クロステージ ボートシーバス CRX-702M/S」。一見,大型ミノーや重めのバイブレーションに対応しているため,キャスティングのパフォーマンスが期待できそうですが,実際に使用してみるとその繊細さには少々がっかりしました。確かに軽量ジグの操作性は良好で,食い込みについても一定の性能を発揮しました。ただ,バット部分が硬めで,キャスト時にはそれなりのコツを要する印象があります。特に飛距離を狙う際には,タラシを長めに取ってしっかりとジグの重さを乗せる技法が必要になるため,初心者には扱いづらいかもしれません。確かに,バットが専用設計で耐久性は高いものの,それでも扱いにおいて「スタンダードな」タックルに比べればストレスを覚える局面も多々ありそうです。
リールは「カルディア LT4000S-C」。こちらは自重が190gと軽量で,持ち重りを感じずにフィールドで動かすことができる点は好印象。ただ,初期ロットのリコール問題があったため,多少の不安がつきまとうモデルでもあります。それでも,久しぶりに使った今のモデルは滑らかな回転を実現しており,満足感は得られましたが,ハイエンド機に比べればやはり見劣りが否めない。ドラグノブのデザインには小さな拘りが感じられるものの,全体的に価格対効果を踏まえると「コスパは良い」と言えど,もう一歩の進化がほしいところです。
ルアーでは「int. 18」と「ドリフトペンシル 90」を使用しました。「int. 18」は確かに細身でキャストしやすく,リトリーブ中のアクションも悪くありません。しかし,飛距離に関しては特筆すべきものがなく,群を抜くほどでもない印象。釣果には影響しなかったものの,その飛距離や安定感にはもう少しメリットがあると嬉しい。対して「ドリフトペンシル 90」は幅広い使い方で多様な釣果を狙えるため,動かした際の反応は良好。ただ,スローから速巻きまでこなせるために,明確にどのシーンで使うべきかがわかりづらいという難点も感じます。
結論として,全体的な感想としては,どのタックルも一定の性能は持っているものの,特に初心者にとっては扱いが難しい部分が多く,もう少し洗練された設計や機能向上が求められるというのが正直なところです。特に,ロッドに関してはもう一段階のパフォーマンスが必要だと感じました。博多湾でのシーバス狙いには向いているが,完璧な選択とは言えないかもしれません。次回は別のタックルで挑戦したいと思わせる組み合わせでした。
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