仮想インプレ
タイドリフト ボートシーバス TD1BS-S702ML(メジャークラフト)は,中・小型ミノーから鉄板バイブレーションをキャストするのに適したロッドだ。柔軟なブランクスで軽量ミノーの遠投も楽々とこなせるという。確かに軽いルアーを投げるには問題ないが,感度は今一つ。アタリが手に伝わってこず,海中でのルアーの動きも把握しづらい。
サハラ 4000XG(SHIMANO)は,ワンランク上の基本性能を追求したスピニングリールだそうだ。ガタ感や微細なノイズを排除するサイレントドライブが初搭載され,巻き上げ時の感度が大幅に向上したという。しかし,実釣ではその恩恵はあまり感じられず,巻き心地も至って普通。これといって特筆すべき点はない。
ピットブル 12 1.2号(SHIMANO)は,強力と低伸度を高めたオリジナル工法を採用したPEラインだ。確かにしなやかで扱いやすく,感度も悪くない。しかし,頻繁にラインローラーを汚し,ノットの際に手を汚すのはいただけない。また,糸ヨレが気になり,それが飛距離や感度に影響を与えている。
リーダーにはFC ABSORBER Slim&Strong 5号(よつあみ)を使用した。このラインは強度とスリム化を両立した優れものだ。しなやかで真円直線性に優れ,結束も決まりやすい。実釣では問題なく使用でき,シーバスとのファイトにも耐えられた。
ルアーは女肌 ウエスト(ハルシオンシステム)とマッチベイトJET(スカジットデザインズ)を使用した。女肌 ウエストはパタパタと身を翻し,波動とフラッシングで大物を狂わす魅惑のシャッドだそうだ。確かに派手なアクションでシーバスにアピールするが,動きが大きすぎて少し違和感があった。マッチベイトJETは,スローリトリーブでは真っ直ぐ進むが,スピードを上げるとウォブンロールが加わるミノーだ。スレたシーバスに効果的というが,実釣ではあまり効果を発揮しなかった。
全体的に,使用したタックルはどれも及第点クラスだ。大きな不満はないが,これといって褒めるところもない。もう少し性能に磨きをかけてほしいところだ。
マッチベイトJET | スカジットデザインズ
ピットブル 12 | SHIMANO
サハラ | SHIMANO
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