仮想インプレ
長尾鼻の荒々しい磯に立ち,私は頑丈なAPIA グランデージ アトラス ブラックフィン 109Hにリールをセットした。DAIWA レグザ LT5000-CXHは,そのタフなボディと充実した機能で評価が高い製品だが,使い勝手はイマイチだ。逆転ストッパーレバーがないのは餌釣りに不便だし,糸巻量も心もとない。
ラインはヤマトヨテグス SWスーパーPE 1.5号を選択。感度は確かに優れているが,若干太く感じられる。実戦投入して強度を確かめたいところだ。リーダーにはSHIMANO 炎月 EX フロロ リーダー 25lbを使用。特に問題はないが,真鯛を相手にするとどうだろうか。
この日のメインルアーはDUEL アイルマグネット TG ダータースリム 145F。遠投性能と引き抵抗が気に入っている。もう一つのSHIMANO ロックディープ 120S ジェットブーストは,ディープダイビングが可能な小型ミノー。正直なところ,通常のシーバスプラグと大差ないのではないかという疑念を抱いていたが,使ってみるとその性能に驚いた。キレのある動きで,青物の回遊にも対応できる万能ルアーだ。
長尾鼻の磯はヒラスズキの宝庫。だが,この日は風が強く,波も高かった。ブラックフィン 109Hは,このような過酷な条件でも安定感抜群で,ヒラスズキの強烈な引きにも十分耐えられた。しかし,レグザ LT5000-CXHは巻き上げ力が物足りず,ランカーサイズになると苦戦を強いられた。
全体的に,このタックルはヒラスズキを獲るための基本性能は備えている。しかし,リールの巻き上げ力不足や,ラインの太さなど,細部には不満が残る。より本格的なヒラスズキ釣りに挑戦するには,上位モデルへの買い替えを検討すべきだろう。
コルトスナイパー ロックディープ 120S ジェットブースト | SHIMANO
コルトスナイパー ロックディープ 120S ジェットブースト | SHIMANO
レグザ | DAIWA
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