仮想インプレ
河川のシーバスゲームに臨んだタックルは,ディアルーナS80Mとミラベル4000という,廉価帯ながら堅実な組み合わせだった。しかし,この廉価帯タックルは,その価格に見合った性能を発揮するものだったのか,振り返ってみよう。
ディアルーナS80Mは,近距離戦のテクニカルなゲームを想定した8フィートのロッドだ。シーバスだけでなく,さまざまなターゲットに対応する汎用性の高いロッドである。実際,使用感は悪くはなく,太った70オーバーのシーバスを余裕を持って寄せられた。ブランクスはレギュラーであるが,張りがあり,感度も十分だ。キャストとアクションにおいても軽快で,価格を考えれば十分な性能と言えるだろう。しかし,仕舞寸法がやや長く,フェリーでの遠征時には不便かもしれない点はややマイナスである。
ミラベル4000は,軽量フルCI4+ボディを採用した世界戦略モデルだ。軽量化を追求した設計は,キャストやリーリング,ロッドワークなど,さまざまなシーンで恩恵をもたらすはずだ。しかし,実際には価格相応の性能しか発揮できていない。巻きの滑らかさはヴァンキッシュなどの上位機種には遠く及ばず,ベールの操作感もいまいちだ。耐久性についてはまだ使用期間が短いため判断できないが,価格から考えても期待薄だろう。
ラインはグラップラー4 PE 1.2号を使用した。高強力ポリエチレン繊維を使用した4本編みラインで,耐衝撃性や水切り性能に優れている。使用感は悪くなく,特に不満はない。リーダーはビッグフロロカーボン22lbを使用した。耐久性に優れたフロロラインで,シーバスゲームに適している。こちらも特に問題なく使用できた。
ルアーはサイレントアサシン140Sフラッシュブーストとソコッパ20gを使用した。サイレントアサシンは安定した実績を誇るミノーで,今回も期待通りの釣果をもたらしてくれた。ソコッパは底釣りに特化したスピンテールジグで,根掛かりを回避しつつ底付近の魚を攻略できる。こちらもシーバスを数匹キャッチすることができた。
総合的に見ると,使用したタックルは価格相応の性能を発揮したものだった。特にディアルーナS80Mは,軽量で感度も十分であり,価格を考えれば十分に満足できるロッドだ。一方,ミラベル4000は巻きの滑らかさやベールの操作感がイマイチで,耐久性にも不安が残る。全体としては,シーバスゲームを始める初心者や,サブタックルとして使用する人にはおすすめできるが,本格的にシーバスゲームに取り組むのであれば,もう少し上位機種を検討すべきだろう。
シーバスタックルガイド
ルアー
ミノー
ペンシル
バイブレーション
メタルバイブ
ジグヘッドワーム
SOKOPPA | メガバス
エクスセンス サイレントアサシン 80S ジェットブースト | SHIMANO
エクスセンス サイレントアサシン 99F/99S/99SP ジェットブースト | SHIMANO
エクスセンス サイレントアサシン 120F ジェットブースト | SHIMANO
エクスセンス サイレントアサシン 99F/99S/99SP フラッシュブースト | SHIMANO
エクスセンス サイレントアサシン 80F/80S フラッシュブースト | SHIMANO
エクスセンス サイレントアサシン 120F フラッシュブースト | SHIMANO
エクスセンス サイレントアサシン 140F/140S ジェットブースト | SHIMANO
エクスセンス サイレントアサシン 129F/129S ジェットブースト | SHIMANO
エクスセンス サイレントアサシン 140F/140S フラッシュブースト | SHIMANO
エクスセンス サイレントアサシン 129F/129S フラッシュブースト | SHIMANO
グラップラー 4 PE | SHIMANO
ディアルーナ BS | SHIMANO
ディアルーナ MB | SHIMANO
ディアルーナ | SHIMANO
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