仮想インプレ
川内川での釣行に使用したタックルについて,厳しめにインプレッションをお伝えします。今回の釣行では,ロッドにエクスセンス MB S96ML-6 (SHIMANO),リールにエアリティ PC LT3000 (DAIWA),そしてルアーはフローティング ジョインテッド J13 (ラパラ)とアイアンマービー 55 (エバーグリーン)を選びました。
まず,一番気になるロッドについてです。このエクスセンス MB S96ML-6は,9フィート6インチというロングレングスとバランスの取れた操作性が魅力ですが,実際に使ってみて法則が崩れている部分がいくつか目につきました。軽さや感度は確かに素晴らしいものの,穂先を軽く振った際にパキパキ音がするのは,どう見ても接着不良のように感じました。こういった接着不良は,釣り具には決して許されるものではないでしょう。特に高額なロッドが,このようなクオリティでは非常に残念です。シマノにはクレームを出しましたが,基準条件内であったとの返答で,手元で感じる明らかな異常に対する配慮のなさに不信感を抱かせられました。
次に,リールのエアリティ PC LT3000について。自重の軽さが売りですが,使ってみると「軽さがすべてではない」と痛感させられる面があります。確かに軽いのですが,スプールベアリングが樹脂カラーという点が気になりました。高級リールに求められる剛性感,耐久性に対して,ここをサービスアップで改善してほしいと感じました。ただ,キャストの際のレスポンスの良さは見逃せません。非常にスムーズで,ルアー操作もストレスなく行えます。これは次世代リールの体現とも言えますが,肝心の内部パーツに対するコストカットは残念,個人的には満点には届かない評価です。
最後に,ルアーに関して。フローティング ジョインテッド J13はその艶かしいスイミングでサーチ能力に優れたアイテムです。しかし,アクションの割にヒットの感触が薄い印象を受けました。特に,シーバス狙いでの使用は期待外れでした。普段通りのスローリトリーブでのアクションは良いのですが,釣れるかはまた別の話。アイアンマービー 55も同様で,飛距離と繊細なアピールが売りですが,微弱なアクションに反応してくれるかは運次第。特にシーバスは気まぐれなターゲットなので,一発でヒットを期待できるアクションやデザインに特化したルアーも揃えた方がよさそうです。
総じて,今回のタックル選びには決して悪い部分ばかりの印象がありましたが,素晴らしい一面も感じたのは事実。悪い部分は改善を求め,良い部分は更に活かすことで,次回はもっと満足いく釣果につなげたいものです。
シーバスタックルガイド
NEWアイアンマービー40 | エバーグリーン
フローティングジョインテッド | ラパラ
フローティングマグナム | ラパラ
アイアンマービー109 | エバーグリーン
アイアンマービー55 | エバーグリーン
アイアンマービー | エバーグリーン
ソルティメイト キャリアハイ6 | SUNLINE
エクスセンス MB | SHIMANO
エアリティ | DAIWA
埋め込む
画像をダウンロード
画像を直接利用する場合は必ず出典を明示するようお願いします。URLをコピー
画像を保存HTML(画像)
HTML
スタイルの変更は可ですが引用タグを外したり当サイトへのリンクを削除するのは禁止とします。検索用スクリプト配布中!
埋め込みウィジェット
iframeタグが制限なく使える環境下でのみ動作します(アメブロなどのブログサービスでは使えない場合が多いようです)。