仮想インプレ
今回は今切川でのシーバス釣りに使用したタックルのインプレッションをお届けします。使用したのは,ダイナダート XR S83MLのロッドに,スピーキー 3000S XGXのリール,そしてルアーにはスピノバイブ SSV70とモアザン グルービン 70HSを選びました。
まずロッドについてですが,ダイナダート XR S83MLは非常に軽量で取り回しが楽です。ただ,ライトなアクションに対する期待感が少し行き過ぎていたのか,思ったよりパワーを感じられず不安定さを覚えました。特に強めのファイトになった時,魚の引きにロッドが耐えられるかという点にやや不安がありました。とはいえ,全体としての感度は良好で,繊細なアプローチが可能だったのは評価できます。ただし,スピードに乗せたデッドスローでもしっかりしたアクションを出したい人には少し物足りなさを感じるかもしれません。
続いてリールのスピーキー 3000S XGX。巻き心地はスムーズで快適ですが,カーボンドラグワッシャーのおかげでパワーゲームにも耐えられるとのこと。しかし,実際に使ってみると,巻き心地は快適とは言うものの,ドラグの回転がやや不安定に感じられる部分もありました。特に初期不良のワンウェイクラッチが気になるところで,逆転があると釣果に直接影響するため,使い続ける中で耐久性に対する心配も感じました。
ルアーの方では,スピノバイブ SSV70はナチュラルなアクションが魅力的ですが,流れのある川での使用においては,若干動きが物足りなく感じました。スローリトリーブ時のローリングアクションは良いのですが,リトリーブスピードを上げた際に本来の力を発揮できず,やや平板な印象を受けました。もう一つのルアー,モアザン グルービン 70HSは技巧的かつ多彩なアクションを持ち,特に速いリトリーブ時においてはバイブレーション要素が強く出る点が良かったです。しかし,容易に魚を引き寄せるという点では,一部のアングラーには少し高いハードルかもしれません。
最終的には,良い点も多くある中でそれぞれのタックルの特性を理解して使うことが釣果に繋がると思います。特にシーバス釣りは状況によってタックルの利点が変わるため,柔軟に使いこなす腕が試される釣りです。自分自身の感覚に合ったタックルとの組み合わせを模索していくプロセスが釣りの楽しさでもあるのですが,個々のタックルに対する期待と実際の使い勝手にはギャップがあることを痛感しました。次回の釣行では,さらなるテクニックを磨きつつ,これらのタックルが持つ真の力を引き出せればと思います。
シーバスタックルガイド
モアザン グルービン | DAIWA
アバニ SLJ マックスパワーPE X8 | VARIVAS
ダイナダート XR | SHIMANO
スピーキー | テイルウォーク
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