仮想インプレ
このサーフ系ルアーフィッシングに臨んだタックルについて,忌憚なくインプレッションを述べよう。
まずはロッドの「エンカウンター S100M」。一見ライトシーバスロッドのように細身に見えるが,実際は30g近いメタルジグまで投げられる「中量級」のロッドだ。確かに軽めで疲れにくく,サーフでの遠投には役立った。しかし,その柔軟性はシーバスの引きをいなすにはやや不足。ランカークラスがヒットすれば,ロッドが絞られてしまい,やり取りに不安が残った。
次にリールの「Ceymar CB CCB-5000XA」。低価格ながらDLCラインローラーを搭載し,糸フケの回収がスムーズだった。しかし,ドラグ性能には改善の余地がある。やや滑り出しが渋く,シーバスとのファイト中にドラグが滑り出しにくい場面があった。この価格帯の中では及第点だろうが,より高性能なリールと比較すると歯痒さを感じる。
ラインは「ROOTS PE×8 1.5号」。安い割に強度があり,感度も悪くない。しかし,表記通りの太さではなく,明らかに細身だった。そのため,太いラインを必要とするルアーのキャスティングや回収時にトラブルが発生した。
リーダーは「耐摩耗LEADER for FLATFISH 25lb」。サーフの根ズレに耐えられる,強靭なナイロンリーダーだ。実際,根掛かりを強引に外した際にもリーダーは無事だった。ただし,少し硬めで扱いづらく,ルアーの動きに悪影響を与えることもあった。
ルアーは「ビッグバッカーライザー 012SL」と「ヘビーランブル」。「ビッグバッカーライザー 012SL」は飛距離こそイマイチだったが,水面をフラフラと逃げるベイトフィッシュを演出するアクションが秀逸。サヨリパターンで効果を発揮した。一方,「ヘビーランブル」は遠投性とアピール力の両方を備えた,基本性能の高いミノーだった。特に千鳥アクションが不規則で,シーバスだけでなく青物にもアピールした。
総じて,今回使用したタックルはサーフフィッシングの入門レベルとしては及第点といえる。しかし,より快適で,より多くの魚を獲りたいのであれば,各パーツの性能の見直しが必要だろう。
シーバスタックルガイド
BIGBACKER RISER 012SL (OS)/ ビッグバッカーライザー012SL | JACKALL
BIGBACKER RISER 012SL | JACKALL
ROOTS PE×8 | ゴーセン
エンカウンター | SHIMANO
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